「ぜんぶ、フィデルのせい」− La faute a Fidel
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: DVD
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出演:ニナ・ケルヴェル ジュリー・ドパルデュー ステファノ・アコルシ パンジャマン・フイエ マルティーヌ・シュヴァリエ
監督:ジュリー・ガヴラス
アンナ。9歳。
両親と弟、庭付きの家に夕食前のお風呂−完璧だった彼女の生活。
独裁政権下のスペインから逃亡してきた従姉妹親子の存在から、両親が共産党主義に傾倒していき。
アンナの生活も一変する。
疑問と葛藤、現実を見ていくアンナ。
家政婦から言われた「全て、フィデル・カストロのせい」という言葉を胸に。
彼女の目には何が映るのか。
途中まで「フィデル」の存在に悩む。(字幕が予告ではきちんと苗字まで出ていたのですが、私が見逃した?)
見終わった最後に予告編を見て全て解決。
子どもは親を選べない。そんな両親との葛藤の末に、アンナが決めた正しい事。
それがきちんと描かれる。
子どもなりの不条理をきちんと訴えるアンナ。
大人の事情は分からないけれど、納得がいかないのも良く分かる。
彼女の目にこれからの世界はどう映るのか。
ラストの子ども達の姿に、アンナの真っ直ぐな成長を願いながら。