「街のあかり」- Laitakaupungin valot


街のあかり [DVD]

街のあかり [DVD]


出演:ヤンネ・フーティアイネン マリア・ヤンヴェンヘルミ イルッカ・コイヴラ
監督:アキ・カウリスマキ


ヘルシンキの警備会社に勤めるコイスティネンは会社の仲間とも親しくなれず、友も恋人もいないまま
只、淡々と仕事をこなしていた。
警備会社を辞め、独立を夢見る彼はある日一人の女性に声をかけられる。
恋人が出来たと浮かれていたが、その女性はある計画に荷担して彼に声をかけたのであった・・・。



フィンランドを辿る内に、必ず出会う「アキ・カウリスマキ」の名前。
観たい観たいと思いながらも、どの作品も観られずにいて今回、やっと。
淡々と進む不幸に、彼はあまり嘆きもせず飄々と進む物語。
それでも内包されている悲しみは手に取るように分かる。


うつる景色が、そう思わせるのか。
ヘルシンキの冬の街並みが、寂しさを増幅させる物の。救いが無いわけではない。
感情の針は大きく振れなくても、其処には突き抜けた空気があった。
全てを納得させてしまうような、何かが。


昨年の映画はじめは、ジム・ジャームッシュ。今年はアキ・カウリスマキ
普段邦画ばかり観ている癖に、何故か一年の始まりはなんとなく。
ジャームッシュの「コーヒー&シガレッツ」も不思議な味わいの作品でしたが。
「街のあかり」も同じような色を持っていた。



日常のことも、綴り始めました。お暇なときにでも。

Comme la fleur







私信:asxさん
はじめまして!こんな所でごめんなさい。おほしさま、ありがとうございました!
とっても嬉しかったです。じつは、以前よりこっそり拝読させていただいてたのです。(隠れファンです)asxさんの読まれてる本、凄く参考にさせていただいてます。私の普段読まないジャンルなので、ふむふむ、と勉強になります!いつか私もこっそりおほしさま、つけさせて下さい!!