「天然コケッコー」
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: DVD
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全校生徒6人の分校に、東京から転校生がやってきた。
たった一人の中学二年生、右田そよは初めて出来る同級生に浮かれていたが。
大沢広海という名前のとても格好いい男の子は、ちょっと失礼な奴だった。
そよと、友達、そして大沢くんとの日々が始まる。
中学生らしい、きらきらした感情とむずむずしてしまうような歯がゆさ。
真っ直ぐで、ちょっと不器用なそよ。
くらもちさんらしい、キャラクターだなぁと思ってみていました。(原作は未読)
格好いい、といっても、外見に惹かれるわけではなく。
母親の友達に、花を手向けれあげられる様なそんな姿に惹かれるそよ。
ジャケット欲しさに、「ちゅーしても、ええよ」と言ってしまう無邪気さ。
弟の事を大切に思う余り、パイプチョコを選んでしまう気持ち。
短いスパンで繰り返される季節折々の生活のかけらが。
本当にとても愛しい物に思える。
あの年齢だからこその、宝物。大人になったら、こんな風には出来ないもの。
夏帆がとてもいきいきとそよを演じているのがとても印象的です。
疲れたときに、帰りたくなるような、そんな映画でした。