「2007年を振り返る」


さて、今日で今年も終了です。
今年見たのは、映画館では27本。お家でDVDは58本。(内、2007年度公開作品8作品)
なかなか充実した一年でした。
ここ数年の傾向として、冬場(12〜2月)のフットワークの悪さを。
来年はちょっと解消したいなぁ・・と。
楽しい映画を沢山観たいです。来年も。


では、ここから、今年一年で印象に残った作品をちょこっと。(2007公開限定)


上半期であげたのが。
秒速5センチメートル
善き人のためのソナタ
キサラギ
腑抜けども悲しみの愛をみせろ
の4作品でした。

と言う事は下半期。後半は余り、見に行けなかったのも事実。(12月に仕事が猛烈に忙しいと言うのも一因)
そんな中で。

★「アヒルと鴨のコインロッカー
皆様の感想を読んでしまってから観たのですが、それでも、後になってじわじわと広がってくる切なさ。
数カ月経っても、です。ディランのメロディと共に、瑛太の笑顔まで蘇ります。
救いが無いわけではない。神様を待っていただけ。そして、神様はやって来た。椎名の歌声で。


★「自虐の詩
松子を彷彿とさせつつも、幸江としてのキャラをしっかり確立させ、と同時に観ている者にも愛と涙と笑いを誘う。
これまた、安藤裕子さんの曲が効果的に使われていた。ラストのあのシーンは今でも脳裏に浮かんでくる。
顔をぐしゃぐしゃにした瞬間の、中谷美紀がとっても好きです。観ていて、心が暖かくなるお話。


★「クワイエットルームにようこそ
人間の持つ、危うさというか。綱渡り的な何かを、観た気がする。こんな映画を作れるなんて凄い!と心底思った。
それでも、私達は生きている。綱を踏み外すことを危ぶみながらも。それでも、生きていかなければならない。
そう、思った。


見事なまでに邦画ばかりなのが、私らしいところですが。
人間、と言うものをいろんな角度から捉えた作品ばかりだと思います。こればかりは好みだから・・・(笑)
そんな中で唯一入っている「善き人の・・・」これも、人間。
ウルリッヒ・ミューエ氏の演技に出会えたことと、彼の安らかなる眠りを願って。
来年も、沢山、良い映画が観られると嬉しい。