「中国の植物学者の娘たち」Les Filles du Botaniste Chinois


出演:ミレーヌ・ジャンパノワ リー・シャオラン リン・トンフー ワン・ウェイグワン グエン・ニュー・クイン
監督:ダイ・シージエ


孤児院出身のミンは、植物園での実習のため1ヶ月半チェン教授の植物園へと赴く。
其処で、教授の娘アンと過ごす内にお互いの孤独な境遇や、感情に共感を覚え。互いに惹かれあうようになる。
アンの兄が帰ってきたことで、二人の日々に亀裂が入り始め・・・。




「中国の小さなお針子」の監督作品。
孤島の植物園が、なんとも艶めかしい舞台を作り上げる。
同性愛と言うよりも、心の共感や交流がメインに出されているため艶めかしさはあっても嫌らしさはない。


この二人も、時代に決定権を渡されてしまったのか。
偶然ですが、こちらも死刑場面が出てきます。一体私は今年、何故こんなにも死刑に絡む映画を観ているのか。
ラストの、放生のシーンが胸に迫りました。託す願いを乗せ、鳩は空に舞い上がる。
二人の来世での幸せを願い。