「メゾン・ド・ヒミコ」
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2006/03/03
- メディア: DVD
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昨日のホテル・ビーナスと微妙にかぶってますが。
此方は、ゲイのためのホームが舞台。
ゲイである父親のゆっくりと死にゆく姿に、沙織が何を思うか。
生と死、愛と欲望。
理解し合えないようで実は心の奥底では繋がっている、きちんと分かっている。
その姿を、表情やセリフの合間から読みとれる。
演じるって、一言で言えますが、そう言う言葉にならない感情を表現できるって
素晴らしい。
オダギリ君は眼が。目線が凄く活きる俳優さんだと思う。
眼で語るというか目で殺すと言うか。(笑)
贔屓だからそう思っちゃうんですかね。
逆に、柴咲さんは表情で表現するのが上手い。割といつも仏頂面な役なので。
ほんの僅かな表情の緩みや、口元の動きで沙織の気持ちをあらわしてる。
私は割と、セリフよりもその時の目線や僅かな表情の変化に反応してしまうので。
とても、良い映画だった。
ただ、自分で自分が鈍いなぁ・・・と思う場面もあって。
見終わった後一人苦笑していました。
音楽が良いのは、細野晴臣氏(心酔しております)だからです。
この所、良い映画音楽に出会えていて嬉しいです。