「太陽」
- 出版社/メーカー: クロックワークス
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: DVD
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出演:イッセー尾形 ロバート・ドーソン 佐野史郎 桃井かおり
監督:アレクサンドル・ソクローフ
「太陽」は、戦争という悪夢の中で引き裂かれる、ひとりの人間の苦悩と孤独、そして、彼の愛する家族をめぐる映画である。
悲劇に翻弄され、傷ついたひとりの人間。彼の名前は、昭和天皇、ヒロヒト。
−公式サイト イントロダクションより
題材がゆえに、日本での公開が危ぶまれたという作品。無事公開できましたけどね。
映画館に観に行きたかったのだけれど行けなかったのでレンタルで。
昭和の日に、これを観るとは・・・なんとも象徴的というか。
イッセー尾形がすごい。
何の違和感もなく、目の前にいるのが本当にそうであるかのように見えるのは、彼ならではでしょうか。
決して感情の高ぶりもなく、静かに、僅かな変化で心を表現するとは・・・。
ラストの桃井さんの演技にも、声にならない声が詰まっている。
その分、あの時代を象徴するかのような侍従長の佐野さんが不気味なのです。
緊張感の中の「あ、そ」はかなり肩の力が抜けますが。
あれがあるからこそ、観ている私達も一息つける。
色々と深い意味を持つのですが、考えるだけで言葉にするのは止めておきます。