「悪魔の手毬唄」

悪魔の手毬唄 [DVD]

出演：石坂浩二　岸恵子　若山富三郎　草笛光子　仁科明子　加藤武　大滝秀治
監督：市川崑

岡山のある地方の手毬唄になぞらえた哀しい連続殺人事件の謎を、名探偵金田一耕助が解く。

石坂金田一、1977年製作のこの作品が。
恐らく、私の中の一番ふるい金田一の記憶です。
仁礼の文子さんが葡萄酒の樽の中に浸かっているあの場面。
濃い赤と真っ白な顔のコントラスト。
けれども、怖い、って思わなかったのが。その後私が石坂金田一にはまる切っ掛けだったのか。

5作品、どれも3回位（犬神家は恐らく5回位観ている）観ていた中、唯一、この悪魔の手毬唄のみ
たった一度しか観ていなかったので。
今回、衛星第二で五夜連続と言う事で！観ましたよ。

鮮明な部分以外はあらかた覚えていました。
ただ、記憶からすっぽり抜けていたのが仁科明子さん。
若い！細い！可愛い！！
この金田一シリーズはヒロイン観ているだけでも結構楽しい。
犬神家は島田陽子、獄門島が大原麗子、女王蜂が中井貴恵、病院坂が桜田淳子。

後、もう無茶苦茶好きなのがOPの白と黒での出演者等のテロップです。
あれをみるだけでもう、心が躍ってしまう・・・・かなりマニアックだな・・私。

どれも結末は哀しいのですが、この悪魔の手毬唄が一番悲愴かも知れない・・・。
久々に観て、あの音楽と、市川監督の画面の色合いにうっとりして、最後、ちょっぴり哀しくなりました。
シリーズ最高傑作、と謳われているのも確かかな。